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最近、Twitterで「つまらない」と言わないようになった

こんにちは。「まっしろライター」のましろ(@mashirog)です。

私はTwitterもやっていて、そこでは読んだマンガの感想などをよくツイートしています。

もう少し、ライターの仕事に関係ある発言もした方がいいのだろうか…。という悩みもありますがそれは置いておいて。

そうしたツイートをするときに意識しているのが、否定的なことを言わない、「つまらない」「嫌い」と言わない、というものです。

昔は結構、はっきり「つまらない」とは言わないまでも、「感性に合わない」とか「このキャラのセリフには納得できない」とかグダグダ言っていましたが、最近はできるだけポジティブな感想だけをツイートするように心がけています。

具体的には、「ライターになりたい」と本格的に考え始めた今年の5月ごろから。

作者は結構エゴサーチしている

Twitterでマンガの感想をつぶやくと、たまに作者ご自身にリツイートやいいねをしていただくことがあります。極まれに、リプライまでいただくことも。

いわゆる「エゴサーチ」というやつですね。

マンガ家といっても普通の人間ですから、自分の作品に対する反応を知りたくて、作品名やペンネームで検索してしまうのは当然でしょう。

作者の方に直接反応をいただけるのはとてもうれしいのですが、同時にプレッシャーにもなります。

その裏側には、リツイートやいいねをせず黙ってエゴサーチしている方がいるということでもあるので。むしろそっちの方が圧倒的に多いはず。

心血を注ぎ、兼業作家の方であれば日中は働いて帰宅してから寝る間を惜しんで描き上げた作品を、寝転がってマンガを読んでいるような人間に「つまらない」とバッサリ斬り捨てられていたら、どう思うか。

最悪、マンガを描く意欲を失って筆を折ってしまうのではないかと考えると、うかつなことは書けなくなりました。

仮に作品が好みじゃなくても、作者自身が嫌いなわけではないし、むしろマンガ家を始めとする創作者の方々は本当にすごいと尊敬しているので。

 

「つまらない」「嫌い」と言うのは簡単

一時期(今も?)、毒舌芸人がブームになりましたよね。

あれは結局、長所を見つけるよりも、短所を見つける方が簡単だからなのだと思っています。

マンガの感想もそうで、つまらないと感じたときの理由を挙げるのは誰にでもできます。

絵が下手、ストーリーがありきたり、キャラに感情移入できない、等々。より詳しく、腕が長すぎる、○○という作品の設定に似ている、このシーンでの主人公の行動はおかしい、と言うこともできる。

そして、そういうのは得てして、一回読めばすぐに分かる。

逆に、おもしろいと感じた理由を挙げるのって、結構難しいんですよね。

素直に「おもしろかった!」だけでもいいのでしょうが、作者の方が見る可能性もあると考えると、やはりもう少し気の利いたことを言いたくなる。

「絵が好き」「ストーリーが好き」「キャラが好き」だけだと小学生の読書感想文みたいになってしまうので、もっと具体的なことを言うためにもう一度読み返したりする場合もある。

ましてや、私はライターを名乗っています。記事を書いて、お金をもらう人間。

実際はまだ、胸を張ってそう言えるような立場でもないのですが、「自分はライターなんだ」という志だけは忘れないようにしたい。

どこがおもしろかったのかという理由まで含めて感想を書くのは、安易な方向に逃げたくない、文章を書く練習をしているという側面もあります。

 

「おもしろい」「好き」を仕事にするということ

「つまらない」とツイートしないようにしていることにはもうひとつ、「おもしろい」とだけ言っていた方が仕事が入ってくるんじゃないかという打算的な理由もあります。

「このマンガおもしろい!」と言っていたら、「こっちもオススメですよー」とフォロワーの方に別の作品を紹介していただいたり、その作品を好きな方にフォローしていただいたり。

そういったことは、実際に何度かありました。

あわよくば、今後はこの広がりを仕事にも繋げていきたい。

マンガが好きと公言して、感想ツイートやこのブログでのレビュー記事を書き続けていれば、いつか「レビュー記事書きませんか?」という仕事がひょっこり舞い込んでくるかもしれない。

それは、神社めぐりなどのレポートなどでも同じです。

よく耳にする「好きなことで生きていく」「好きを仕事にする」って、そういうことなのかなと思いました。

単なるTwitterのツイートも、会社帰りや休日の暇つぶしにやっていたころと違い、今は仕事に繋がるかもしれない。

実際にそうなるかはともかく、そうなる可能性は常に考えておきたいです。