こんにちは。「まっしろライター」のましろ(@mashirog)です。
この記事を書いて10日ほど経ちました。
引っ越しをしてからは、かなり快適に過ごせています。
隣の部屋の人は静かだし、最上階角部屋(といっても築30年アパートの2階)なので反対側や上からは物音が聞こえないし。というか、聞こえたら怖い。
ただ、良いことばかりではなく、別の問題も出てきました。
詳しく書くと住所が分かってしまいそうなのでぼかしますが、引っ越し先は前に住んでいた瀬谷区からあまり離れておらず、かつ米軍と自衛隊の飛行場が近くにあります。
つまり、飛行機の騒音がすごいんですよね。
特に、滑走路のほぼ直線ルートにアパートが建っているので、上空を通過するときに「ゴゴゴゴゴゴ」という爆音が響き、そのときはテレビやラジオの音もあまり聞こえません。
とはいえ、「やっぱり引っ越さなきゃよかった…」と後悔はしておらず、個人的にはそうした飛行機の音はあまり気になっていません。
音の大きさだけでいえば、子どもの足音なんかよりもはるかにうるさいはずなのに、何が違うのだろうか?
我ながら不思議に思ったので、理由を考えてみました。
うるさいのは少しの間だけ
これが一番の理由だと思いますが、飛行機の騒音がするのはせいぜい1時間に1回。
その1回も、遠くから音が聞こえ始めて、上空を通過するときに音量が最大レベルになり、また遠ざかっていく、そこまでの時間は長くても30秒くらい。
静かな時間の方が圧倒的に長いんですね。
一方、前の部屋で悩まされた子どもの足音は、子どもが隣の部屋にいて起きている限り断続的に聞こえてきます。
静かになったかな? と思っても、またドンドン聞こえてくる。これがひどいときは、何時間もずっと続く。
音自体がそこまでうるさいわけじゃなくても、いつ終わるか分からないというのは精神的に辛いものです。
文句を言ってもしかたないから諦めがつく
「飛行機の音」と「子どもの足音」に似た組み合わせのものに、「車の排気ガス」と「タバコの煙」があるのではないでしょうか。
体への悪影響という観点で考えれば、交通量の多い道路のそばを歩くときの方が大きいと思いますが、だからといって道行く車すべてに文句を言うのは不可能。
けれど、前にいる人が歩きタバコをしていて、その煙がこっちまで漂ってきたら、「くさい」「マナーが悪い」と相手に直接注意することもできます(私は小心者なので、どのみちできませんが)。
それと同じで、飛行機の騒音をなくすためには、市役所を経由して苦情を言ったり、裁判を起こしたり必要があります。
ご存知の通り、それだけ苦労しても解決する可能性は限りなく低いので、ほとんどの人は「まあ、しょうがないか」と受け入れてしまう。
でも、子どもの足音であれば、相手はその部屋に住んでいる親御さんだけです。
飛行機の騒音問題よりは解決する見込みがある。けれど、逆ギレされたり、人間関係がギクシャクしたりするのが怖くて言えない。
がんばれば自分の力でなんとかできるのに、していない。だから余計にイライラしてしまっていた気がします。
むしろBGMになる?
私は記事を書くなどの作業をするとき、「Noisli」という、環境音を流してくれるサイトをよく利用します。
その環境音の中に「カフェのざわつき」「電車の走る音」もあるのですが、これらってどちらかというと騒音の類ですよね?
でも、実際に流してみると確かに集中できる。
『ライフハック大全』の本にも書かれている通り、静かすぎる環境より、ある程度音があふれている空間の方が周囲に注意を向けなくても良くなるため、逆に集中できるのだと思います。
そして、飛行機が上空を通過する音も、ジャンルとしては電車のガタンゴトンという音に似ています。
作業をするときは結局イヤホンをつけて別の環境音を流していることが多いので、そこに飛行機が飛んできても、BGMの一部に溶け込んでしまうのであまり気にならないのかもしれません。
前の記事にも書きましたが、足音は「音」じゃなくて「振動」が伝わってくるのが厄介なんですよね…。
飛ぶ回数が増えてくると、こんな風に悠長なことも言っていられなくなるかもしれませんが、しばらくの間は快適に暮らせそうです。