こんにちは。「まっしろライター」のましろ(@mashirog)です。
ネットでマンガを買うとき、Amazonを利用することが多いのですが、レビューは一切見ていません。
あらかじめ買うものを決めてから商品ページに行くだけだったり、「ついでにこれも買おう」と思うときも、確認しているのは表紙イラストと公式の紹介文くらい。
なぜかというと、Amazonのレビューを信用していないから。特に星の数。今回は、この件について書いてみたいと思います。
※この記事で言及しているのは「本(マンガ)のレビュー」で、食品や電子機器のレビューではありません。
むしろ、そういった商品のレビューは参考にすることもあります。生活に直結しているぶん、本のレビューに比べれば信憑性が高いのかもしれない。
星の意味が人によってバラバラ
Amazon以外にも、評価を書くときに星を付けるシステムになっているサイト、ありますよね。
視覚的に分かりやすいからなのだと思いますが、仮に付けさせるなら、星の数にどういう意味があるのかも説明しておいてほしいです。
具体的には、「減点方式」なのか「加点方式」なのかを統一してほしい。
特に明記されていなくても、利用者全員が認識を共有していれば問題は起きません。
例えば、クラウドソーシングやメルカリは減点方式。仮に相手が「普通」でも、よほどのトラブルがない限り満点を付けるはず。
もしランサーズで、クライアント様に「前倒ししてくれたわけではないけど、普通に納期を守ってくれた」「特にクオリティは高くないけど、誤字脱字もなくて差し戻しもなかった」という理由で星3を付けられたら、ライター人生終わりますからね。
反対に、食べログなどのグルメサイトは加点方式の印象があります。星3が「普通においしい店」で、そこから評価が上がっていく。
話を戻すと、Amazonのレビューの星の数は、減点方式で付ける人と加点方式で付ける人が混在しているのが問題だと思います。
減点方式の人が多い気はするけど、特に批判しているわけではないのに星4や星3を付けている人もいる。たぶんその人たちは加点方式なのでしょう。
結局、星の数だけでは判断できず、レビュー本文も読まないといけない。
その本文も2~3行だけとか、大したことが書かれていない場合も多く、時間の無駄なので読んでいません。少なくとも、買う前の参考にはしない。
何気ない星1がマンガ家を傷つけた
ついでなので、今までに見かけた中で「これはないわ……」と思ったレビューをいくつか紹介してみます。
※気分が悪くなるかもしれないので、それぞれの作品のファンの方はご注意ください。
・『こはる日和。』(著:ねこうめ)2巻のこのレビュー
猫ブログの名前と似てますって、知らんがな。
というか、この人が言っている、「こうめ」という猫が登場する「こはる日和」がどこのブログなのか分からない。
たぶん検索の1ページ目に出てくるブログのことだと思いますが、他にも色々ヒットする。それくらい、「小春日和」も「小梅」も一般的な名前で、酷似も何もない。
・『Free!』(著:GAN)2巻のこのレビュー
TVアニメの「Free!」と間違えて購入しましたって、知らんがな。
注文する前にちゃんと見ろ。タイトルは同じでも、向こうは全員男性キャラ、こっちは全員女性キャラで、間違えようがない。
主人公のアトリの髪が青色だから、ものすごく薄目で見れば似ていなくもないか……? でも、向こうの「Free!」はだいたい上半身裸ですしね。
・『GA-芸術科アートデザインクラス-』(著:きゆづきさとこ)3巻のこのレビュー
収録内容がアニメと被りすぎって、知らんがな。
……と言いたいところですが、気持ちは分からなくもない。
私も雑誌を読むとき、単行本を買うのが決まっている作品は内容をざっと確認して、あとは読み飛ばすことが多いです。単行本を読んだときの楽しみが薄れるので。
ただ、もちろん単行本の評価とは無関係。あまりにも理不尽。
こんな感じで、Twitterのつぶやき以下のレビューも割とゴロゴロしている。
特に『こはる日和。』と『Free!』のものは、母数が少ないのですごく目立つ。何も知らない人が星の数だけを見たら、「あ、このマンガ面白くないんだな」と誤解してしまうかもしれない。
はっきり言って、営業妨害だと思います。ああいうレビューって、削除してもらえないんでしょうか。
まとめ
私がマンガのレビューで星を付けるときは、基本的に減点方式で付けます。
「普通に面白い作品」も「すごく面白い作品」も星5。「面白い」の差を星の数で表す必要はない。そこら辺のニュアンスは、文章で伝えればいいと思っているからです。
ストーリーに不満がある、絵が好みじゃないという段階になって、初めて星を減らすかどうか考え始めます。
というか、星4以下だと思うのであればそもそもレビューを書きません。その時間があるなら、面白い作品のレビューを書きたい。